正しいタイミングと方法で叱ろう

正しく叱ることはほめることと同じくらい大切

以前は、体罰を与えるしつけが一般的だったこともありますが、近年は、ほめるしつけが浸透してきました。本屋インターネットでも紹介されていますが、なかには、叱ることは間違った行為で、子犬がいたずらしたら罰として無視するよう書かれてあるものが多く見られます。

たしかに、飼い主の関心が喜びである犬にとって、それが得られない「無視」は罰として効果的です。しかし、だからといって全く叱られなくていいというわけではありません。無視だけでは子犬に伝わらないこともたくさんあります。しつけは子育てと一緒。よくない事をしたときはきちんと叱り、「いけない」ということを教えてあげなくてななりません。

体罰は犬を怖がらせる。叱るときは短く簡潔に

もちろん、たたいたり首筋をつかんで持ち上げられたりといった体罰は禁物です。怖がりの子犬なら、飼い主を嫌って逃げるようになりますし、恐怖のあまり攻撃的な態度をとるようになる場合もあります。

また、初めからなんでも叱ってばかりいては、子犬は何を叱られているのかわからず、怒ってばかりの飼い主を嫌いになってしまいます。子犬が新しい環境に慣れ、飼い主としっかり絆を結べるまでは、叱るポイントを2つ3つに絞って、それ以外は大目に見てあげます。それらをクリアしてから、次の叱るポイントを決めましょう。

叱るときは、子犬がいけないことをする直前か最中に「ダメ!」などの言葉だけで叱り、その後一時間ほど隔離して無視します。そうすれば子犬は、「ダメ!」のあとにつまらない時間が訪れることで、言葉の意味を理解できます。

また、犬を混乱させないよう、家族の皆が同じポイントで同じ言葉を使って叱ります。いかに犬が理解しやすいように叱るかが大切です。