オス、メスどっちを選ぶ?

性ホルモンによる身体的な違いがある

オスを飼うか、メスを飼うかで、悩む飼い主も多い事でしょう。

オスとメスとでは生殖腺が異なるため、性ホルモンによる行動の違いが見られます。オスは、性成熟を迎える1歳にかけて、縄張りを守るためのマーキングが増え、足を上げてオシッコをすることが多くなります。また、メスや枕などにのしかかって腰を振るマウンティングと呼ばれる性行動も現れます。

メスは、4月~1歳前後で最初の発情期を迎えます。発情期は年1~2回。発情期前後には膣から出血しますが、それがおさまりかけた頃が交配適齢期。このころになると食欲が落ちたり、警戒心が増したりする場合があります。これらの性ホルモンによる行動特性は、去勢・避妊手術によって、消したり弱めたりできます。

初めて犬を飼う人には、メスのほうが向いている?

攻撃性や人なつこさ、服従性などの性差について獣医師を対象に行ったアンケートの結果によると、一般的にオスは攻撃性が高くて吠えやすく、メスのほうがひとなつこく服従性が高いととらえられています。ただ私自身は、オスは「やんちゃだが単純明快な性格」、メスは「おとなしいが少し複雑な性格」という印象を持っています。確かにオスは体格が大きくて力が強く、声も大きいため、問題行動を起こすと認識されがちです。ですが、原因は運動不足などの場合が多いため、比較的解決しやすい印象があります。一方メスの場合、問題行動が起こった時には、すでに深く進攻していて、治しにくいケースが多いのです。こう考えると、犬を観察することに慣れていない飼い主こそ、問題行動がストレートにあらわれるオスのほうがむいているのかもしれません。いずれにしても、その性別の魅力とリスクを知ったうえで選ぶことが大切です。