犬は15年間ともにすごすパートナー

15

犬を選ぶことは、結婚相手を決めることと同じ

獣医師の発展により、犬の平均寿命はぐんと延びました。犬を飼うということは、この先約10~20年間にわたって、ともに暮らしていくパートナーを得るということです。いわば、結婚相手をきめるようなものです。

パートナーを選ぶとき、あなたは、一度も顔をあわせたことのない人と結婚をしたりはしないはずです。相手の性格や自分との相性など、あらゆることを考えて、慎重に選びましょう。

犬種を選ぶ場合もこれと同じことです。犬を飼おうと決めたその日から、あなたのパートナー選びははじまっているのです。

犬の幸せは、飼い主にかかっている

ましてや、犬の場合、一度買い始めたら性格の不一致を理由に離婚するわけにはいきません。犬は飼い主のサポートなくしては生きていくことができないからです。

まずは、自分とぴったり合った犬種を選ぼうと努力することが大切。そして一度飼い始めたら、犬が成長し年老いていくのを見守り、世話をしていく責任と義務が、飼い主にはあります。犬は、人間の約4倍の速さで歳をとります。それを頭に入れ、年齢に合わせた暮らし方やケアを考えてあげましょう。そうすることで、犬といい関係を築き、楽しく過ごしていくことができるのです。

犬の歳のとりかた

幼犬期

誕生~3カ月前後(人間なら0~5歳前後)

生まれてから2~3週間までの間に、脳や感覚機能が正しく働くようになります。生後2カ月くらいまでの間に母犬や兄弟犬と一緒にすごすことにより、噛むときの下限など、犬社会のルールを身につけます。


成長期

3カ月前後~8カ月から18カ月前後(人間なら5歳前後~10歳から18歳前後)

生後3カ月頃から骨や筋肉が発達しはじめ、小型犬なら生後8カ月前後、大型犬なら18カ月前後にかけて体格が形成されます。性的に成熟し自我が芽生えます。それまでにしつけをしっかりしておきましょう。


成犬期

8カ月から18カ月前後~7歳前後(人間なら10歳から18歳前後~45歳前後)

体格が完成して成長が止まり、肉体的にも精神的にもある程度安定する時期です。体が成長しきっている為、それまでと同じ食餌量では栄養の取りすぎとなってしまいます。意識的に健康管理を。


熟犬期

7歳前後~10歳年後(人間なら45歳前後~55歳前後)

外見的にはそれほど変わりませんが、運動量が減り始め、やんちゃだった犬に落ち着きが見られるようになります。歯周病やガンなどの病気にかかりやすくなる時期でもあります。しっかり健康チェックを。


老犬期

(人間なら55歳前後~)

白髪が増えたりつまずくようになるなど、老化が目に見える形としてあらわれてくる時期です。視聴覚が鈍くなり、白内障や腎不全などの病気にもかかりやすくなります。定期的に健診をうけるようにしましょう。